Guido De Zan

グイドがこだわることのひとつはその質感です。
焼成前に表面に布をあてることにより、ざらりとした質感を表現したものや、鉄分を多く含む釉薬を使い、マットな表情の中に鈍い光と艶を感じる風合いに仕上げたものなどがあります。


モダンな佇まいのなかにある凛とした静謐さ。

グイド・デ・ザンは一風変わった経歴を持っています。
1947年イタリア・ミラノに生まれ、学習障害をもつ子供たちのケアをする仕事を8年間務めた後、トレント大学で心理学学位を取得しました。
その後、 1978年にミラノのサンロレンツォ教会近くに工房を作り、本格的な創作活動に入りました。

そんな少し変わった経歴をもつ彼の作品は、見た瞬間に虜になってしまうような不思議な感覚に陥いるのです。それは、作品を通して彼の人間性が如実に現れているからかもしれません。
そして、現在に至るまで、世界中からの弟子や生徒達と共に、技法や素材を駆使しながら作品を作り続けています。

 

Recent Post

View All